こんにちは、音楽ライターのユウイチです。今回は2月24日に放送された『関ジャム』の恒例企画「『プロが選んだスゴいイントロ13選」で紹介された曲をまとめましたのでご覧ください!
目次
- プロが選んだスゴいイントロ13選
プロが選んだスゴいイントロ13選
島田昌典
THE BEATLES/A Hard Day's Night
一瞬で曲の世界観に引き込む瞬殺イントロ
非常に短いイントロだが一瞬にしてTHE BEATLESの世界観に引っ張り込むイントロです。
関口シンゴ
ひまわりの約束/秦基博
イントロでもう泣きそう…国民的アニメの映画主題歌
アコースティックギター1本で弾き始めた瞬間に「あ、あの曲だ!!」とわかる曲は本当の名曲だと思います
本間昭光
渡辺美里/My Revolution
1986年リリース小室哲哉が手掛けたアガるイントロ
流れ始めたコンマ数秒で「この曲だ」と理解できる最強イントロ。
mabanua
JUDY AND MARY/そばかす
奇想天外なイントロ
ノイズ→エッジの効いたギター→いきなりキーの違う本編。本編と全く違う曲をくっつけたような奇想天外なイントロ。
kan sano
SMAP/Let it Be
初めて聴いた瞬間ジャミロクワイかと…
メロディやコード進行のワビサビを重視する邦楽と違い。バンドの演奏、フレーズ、アレンジ、全てが洋楽的。初めてイントロを聴いた時、ジャミロクワイかと思ったほどJ-POPの要素が一つもないのが斬新で当時驚きました。
島田昌典、本間昭光
VA HALEN/JUMP
誰もが一度は聴いた…世界的有名イントロ
このシンセのリフが全てで歌メロ以上にインパクトがあり歌のメロディーが思い出せない(島田)
これが流れると全員拳を突き上げたくなる非常に印象的かつオンリーワンなイントロ(本間)
川谷絵音
星野源/アイデア
まさに星野源印。キャッチーで歌えるイントロ
星野源さんの曲はイントロを抜いたら成り立たない。マリンバ(木琴)が印象的な1回聴いたら歌えるフレーズ。
東京事変/遭難
破壊力抜群のギターイントロ
頭の16分音符のギターフレーズはシンプルなのにこの破壊力。今まで聴いたことのないイントロだった。まさに”遭難”って感じ。
L'Arc~en~Ciel/浸食 〜lose control〜
とにかく怖いイントロ
すごく好きなイントロ。最初のおどろおどろしいギターが耳に残る。L'Arc~en~Cielはイントロの宝庫。イントロに1番バリエーションのあるバンドだと思う。
Mr.Children/フェイク
川谷が学生の頃驚いたヘッドホンで聴きたいイントロ
学生の頃聴いてどうなっているのか分からなかったギミック満載のイントロ。ヘッドフォンだとよく分かるがこのイントロは左右の耳で聴こえ方が違う。右から左にPAN(音が聞こえる配置)を振ったり、鳴っているギターの音が左右で違ったり視覚的に音を表現しているイントロ。
ゲスの極み乙女/私以外私じゃないの
演歌の歌振り風に最初のイントロでタイトル『私以外私じゃないの』を紹介。その後に転調してもう一つイントロを入れる。iPadのアプリのノイズ音をうっすら「ジー」「プツッ」と聴こえるようにしている。ヘッドフォンで集中して聞かないとそこはわからないかもしれない。
寺岡呼人
山下達郎/SPARKLE
色褪せないエレキギターのイントロ
フォークソングとはまた違う洗練されたコード。当時針を落とした瞬間、このイントロが流れ名盤になると確信。
井上陽水/東へ西へ
ギター少年がこぞってコピーしたイントロ
コード3つで、この曲のイントロだとわかる。ギター覚えたての人にはうってつけの曲。1970年代、80年代のギター少年みんなこの曲をコピーしたはず
Mr.Children/名もなき詩
ド頭のギター1発で曲がわかるダブルミリオンソング
音楽P小林武史の洗練されたイントロが多い中でエレキギター1発Gをかき鳴らすだけ。計算されたイントロとは違う新鮮さとミスチルはバンドなんだと再確認させてくれる楽曲。
RCサクセション/雨上がりの夜空に
数多くのバンドがコピーしたイントロ
Dのコード1発で日本のロックの歴史を変えた。ロックイベントでのセッション定番曲。シンプルなコード進行で難しいメロもないがライプでは最初のこーろ1発で観客のボルテージが上がる。
Golden Cicle feat寺岡呼人 松任谷由実 ゆず/MUSIC
寺岡呼人の解説 こんな緊張する編曲はなかった。サビ似合う、全く違うロックテイストのギターを入れたイントロを作った。ブリテッシュロックテイストのギターフレーズ。
桐谷健太
ガンズアンドローゼス/SWEET CHILD O'MINE
アメリカ出身のロックバンド。ギターのアルペジオが印象的なイントロ。
島田昌典
山口百恵/秋桜
さだまさし×レジェンドアレンジャー
ピアノのフレーズが秀逸だがピアニスト泣かせ。装飾音符がひきにくく端折ったりするとこの雰囲気が出ない。レジェンド萩田光雄のアレンジで、情景描写が素晴らしい。
Shingo Suzuki
ビリー・アイリッシュ/bud guy
グラミー賞4部門独占あの18歳のイントロ
打ち込みのドラム、そしてベースのみ。すぐにAメロが展開。この削ぎ落とされたシンプルさが格好いい。最近の洋楽曲のイントロはできるだけ短くする志向。短いイントロの昨今の代表曲
mabanua
Led Zeppelin/Rock and Roll
イギリスを代表するバンド。歴史に残したドラムイントロ
これから始まるという高揚感、疾走感。ロック史上最も有名な「ドラムイントロ」だと思います。
Michel Kaneko
EAGLES/HOTEL CALIFORNIA
70年代を席巻した名イントロ
ギターでコードを弾いているだけでメロディーが形になり、すぐ曲の中に引き込まれる。シンプルなのに印象に残るイントロ
多保孝一
ザ・ピーナッツ/恋のフーガ
お手本のようなイントロ。60年代の名曲
たった2つだけの音階とシンプルなリズムによって作り上げられたお手本のようなイントロ。
保本真吾
AC/DC/Thunderstruck
世界的ロック・バンドの大作イントロ
1分以上あるイントロですがわかりやすいリフを繰り返すことでみんなが歌えるようになっていく。そしてどんどん音がたされていき、高揚感を煽って歌につなげていく一連の流れが素晴らしい。イントロだけでストーリーが見えてきて、気持ちが高鳴って一緒に歌いたい衝動に駆られる秀逸なイントロだと思います。
Kan sano、多保孝一、関口シンゴ
スピッツ/ロビンソン
ギターのアルペジオは本来伴奏に使うことが多い中でメロディーとして使うアイデアが新鮮(kan)
サビで出てくる宇宙という歌詞にリンクしているかのような神秘的な響きのフレーズ(多保)
アルペジオは、楽曲に透明感と気品を与えますが一聴して覚えられるようなフレーズを作るにはやや不向き。そんなアルペジオを計算しつくされた指使いと音階によってJ-POP史上に残る名イントロに昇華(関口)
川谷絵音
ゲスの極み乙女。/ロマンスがありあまる
サビ始まりにしようと思ったけど、多かったからイントロを作ろうと思った。サビの言葉が強かったのでサビに勝てるイントロを考えた結果ピアノの連弾になった。イントロは短めの5秒。ライブでかっこいい感じにしたかった。ピアノを弾いた後にギターにすぐ持ち替えたらライブ映えすると思った。
寺岡呼人
ゆず/少年
『鉄腕アトム』の歌の一段ずつ音階が上がっていくイントロを参考にした