月9ドラマ『好きな人がいること』2話の感想とネタバレ。
櫻井美咲(桐谷美玲)は千秋(三浦翔平)と楓(菜々緒)が結婚式場にいたことにショックを受け、買い出しから帰ってくる。柴崎夏向(山﨑賢人)に頼んでもいないアスパラを買ってきてこう呟く。
「アスパラみたいに細くて、背高くて、シュッとしていて…」
美咲は婚約者くらいいるよねとひとり落ち込む。
すると、千秋が楓と一緒にレストランに現れて楓を紹介する。
千秋は美咲にウェディングケーキを作って欲しいと頼む。
「あの、ご結婚おめでとうございます。すごくお似合いですよね。」
しかし、千秋は笑いながら結婚するのは自分達じゃないと言う。
友達のウェディングパーティーの幹事を任されていただけだと。
他に開いている店がなく、 千秋のレストランでパーティーを開くことをになったのだという。
料理は50人が必要で、翌日は丸一日休みにして仕込みをすることになった夏向。
弟の冬真(野村周平)に手伝って欲しいと言うが試験を理由に断られてしまう。
その夜、美咲は緊張しながら千秋の部屋へと訪ねる。結婚する新郎夫婦について知りたいのだという。早速翌日、二人と会うことになる。
翌日、美咲は新郎夫婦に会い二人の人となりを参考にしてケーキを考える。ふいにその時、千秋と楓が腕を組んでいる写真を目にしてしまう。
「大学でも評判の美男美女カップルだったんでしよ。あいつらが結婚すると思ったんだけど。でも楓がボストンに留学することが理由で2年前に別れたんだけど結婚式の幹事で急接近したりして」
ふたりは昔、恋人関係にあった。そのことで美咲は大きくショックを受けてしまう。
「別れた男女が仲良くしてるってどういうこと?」
すると、そこに冬真が現れる。
「いい女が近くにいるといつでもヨリ戻したくなるでしょ!じゃあ、恋する?」
「は?誰と?」
「お、れ、と。俺はいつでもウェルカムだよ、じゃあバイバイ!」
「….チャラい!」
次の日、夏向は美咲を連れ出して明日のパーティーで使う食材を買い出し行く。すると、途中で千秋と楓と会ってしまい、一緒にランチに行くことになる。
しかし、夏向はさっさと先に帰ってしまい美咲だけと三人で食事することに。
「いつものやつ、お願い。」
すると楓はピアノに向かい客の一人が誕生日だということで曲を弾き始める。
楓はこの店でバイトをしていた過去があった。
演奏中、楓は千秋の方を見ている美咲を見て彼女が千秋を好きであるということを悟る。
その頃、冬真の元に二宮風花(飯豊まりえ)が現れる。
「今日も学校に来なかったね」
「俺、学校辞めるわ。」
と風花に自分はシェフになる気はないのだと告げる。
一方、巨大外食チェーンの経営者である東村了(吉田鋼太郎)は柴崎兄弟の戸籍の資料を見ながら
「ほう、あの兄弟にこんな秘密があったとはね。」
とタバコをふかしながらほくそ笑む。
一方、帰り道。千秋と美咲。
「楓さんって凄いですね。綺麗だし、優しいし、一流のピアニストだし。私とは全然違うなって…」
「比べる必要はないんじゃないの?櫻井には櫻井いいところがある。」
「ありがとうございます。でも、憧れます。」
「桜井!」
「明日、楽しみにしてるね。美咲のケーキ。」
千秋に初めて下の名前で呼ばれ一気に舞い上がる美咲。
その夜、千秋は楓と打ち合わせでBARに。
楓はパティシエとして美咲をなぜ誘ったのかと聞く。
「いやー、なんでかな?」「できた〜〜!」
その頃、美咲はウェディングケーキの仕込みをしていた。
時間は午前2時。
まだ作業をしている夏向に
「終わったならさっさと帰れ」
と言われるが、立ち止まり
「ジャガイモの皮くらいなら剥けるから」
といって夏向の手伝いを始める美咲。
なんとか明日の仕込みが終わると夏向は美咲に瓶ビールを差し出す。
「では、かんぱーい..ってするわけないですよね〜」
照れながらも美咲の瓶に自分の瓶をあわせる夏向。
「なんで兄貴?」
ふと、美咲が千秋を好きな理由を尋ねる夏向。
「私ね、カッコイイと言われるのが一番嬉しい。けど仕事も行き詰まっちゃって。そんな時に変わるきっかけを与えてくれたのが千秋さん。でも、千秋さんだけはカワイイって言われたいんだよね。」
「どうでもいいけど、仕事の邪魔だけはするなよ。後片付けしとけ。」
翌日。
ウェディングパーティーが開始された。
「料理、みんな美味しいって言ってるよ。ありがとう」と楓。
「別にあんたのために作ったわけじゃない」
しかし、夏向は冷たい態度を見せる。
すると司会の千秋に美咲の作ったウェディングケーキが紹介され美咲に大きな拍手が。
その姿を面白くなさそうに見つめる楓。
披露宴は進み、ブーケトスをすることに。
花嫁が投げたブーケは楓がキャッチ。
「誰と結婚しますか?」
「じゃあ、千秋にしてもらおうかな。」
「じゃあ、皆様その時はよろしくお願いします。..続いて写真撮影をしますので…」
と流す千秋。
裏で話す千秋と楓。
「さっきの酷くない?もうちょっと乗ってくれても良かったのに。」
「膝間ついてプロポーズすれば良かった?」
すると楓は千秋にいきなりキスをする。
「本気だったら結婚してくれるの?」
偶然、それを見てしまった美咲はケーキのお皿を落としそのまま逃げ出してしまう。
余興の時間。
最初に引いたクジのせいで美咲はステージ上でどじょうすくいをすること。 会場は大盛り上がり。
その姿をじっと見つめていた夏向は
「お客様が笑ってくれたらそれで十分。千秋さんだけにはカワイイって言われたいんだよね。」
という昨日の美咲の言葉を思い出す。
好きな人に恥ずかしいところを見られたと美咲はさらに落ち込んでしまう。
様子のおかしい美咲を見た千秋はすぐに追いかけようとするが、楓に呼び止められてしまう。
美咲の元に現れたのは夏向。
「良かったな。みんなに喜んでもらえて。ケーキ作るよりもどじょうすくいの方が上手かったんじゃないか?」
「行くぞ。つべこべ言わずに付いて来い。」
と美咲を無理矢理外に連れ出す。
その頃、美咲を追ってレストランに戻る千秋、すると一本の電話が。
「はい、シーズンズ。」
「拓海さん…。拓海さん、いらっしゃいますか?」
驚き、千秋はすぐに電話を切ってしまう。
電話をしたのは謎の女・西島愛海(大原櫻子)だった。
一方そのころ美咲と夏向は海でボートに乗っていた。
「ご褒美。いいもん見せてやる。」
「どう見ても寝ているキューピットにしか見えないだろ?」
「もしかして、見せたかったのってこれ?可愛いところあるんだね。でも、連れ出してくれて良かったよ。千秋さんにこんな顔を見られたくなかったし。」
島を見つめ美咲を元気づけようとする夏向。
まだ落ち込んでいる美咲に
「しけた顔をしてんじゃねぇ。」と海に突き落とす夏向。
しかし、美咲は泳げず溺れそうに鳴ってしまう。
夏向は海に飛び込み美咲を助ける。
ビショビショになる二人。
「あ〜、もう本当に最悪。」
「泳げないなら海に来んなよ。」
二人は笑顔で笑います。
「え?今笑った?絶対笑った!!」
すこしして、夏向はボートを走らせ島の崖まで美咲を連れて行く。
「もしかして、見せたいのってこれ?」
「こっから見るのが一番綺麗なんだよ。」
「本当に綺麗。」
夏向は美咲の横顔を見つめ頬に残ったじょうすくいのメイクを指で拭うと
「今日のお前さ、カッコよかったじゃん。」
と言うのだった。
「ありがとうございます」
美咲は嬉しそうな顔を見せ、スマートフォンで映る夕陽を写真に収める。
感想
見ていて恥ずかしくなりそうなシーンが満載でした。山崎賢人ファン、三浦翔平ファンにはたまらない回だったのではないでしょうか。逆に野村周平はまだ底が見えないといった感じでした。
「好きな人がいること」の脚本家、桑村さや香さんのドラマ「恋仲」もおすすめです。