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日10ドラマ『そして、誰もいなくなった』1話感想ネタバレ

主人公・藤堂新一(藤原竜也)。

ビルの屋上で周囲を見渡している。

 

するとそこに無造作に置かれたスピーカーから謎の声が。スピーカーには「7」の文字が。

「お前には選択肢が二つある。このまま、私に撃たれるか、そこから飛び降りるか。」

 「ど、どっちにしても死体は残るぞ」

 

新一は抵抗を示す。しかし謎の声は

「本質的にはお前は存在していない。存在しない人間の死体が出てきても警察は動かない」

と新一に告げる。

 

「俺は実際に生きて存在している!」

「お前の名前はなんだ?パーソナルナンバーは?」

(そう、俺には今、名前がない。かつては藤堂新一として産まれて生きてきた。俺はずっと藤堂新一なんだ。あの日までは。)

 

 

10日前。

新一は母親・藤堂万紀子(黒木瞳)に結婚の報告のため、高級レストランへと呼び出していた。

すると新一は婚約者である倉元早苗(二階堂ふみ)を連れてきて紹介をする。

「それとね、もう一つ報告がある。」

「あら、もしかして?」

そう言うと、早苗のお腹に子供がいることを報告する。

万紀子は新一が選んだ人だから何も心配していないと二人の結婚を歓迎する。

 

食事を済ませ、新一はレストランの支払いにクレジットカードを利用しようとするがエラーが出てしまいなぜか使用できない。仕方なく新一は現金で支払い、車椅子で足の悪い万紀子を看護師(おのののか)に預ける。

 

 

次の日。

新一の勤め先でもあるシステム会社株式会社L・E・D。

そこで新一は新しいソフトウェア「ミス・イレイズ」を開発していた。

新一は上司である田嶋達生(ヒロミ)に説明する。ミス・イレイズはネット上に拡散された全てのデータを自動操作で削除・置き換えができる革新的なソフトだ。インターネット上だけではなく、パソコン上のデータですらネットにアクセスした瞬間にデータを消去・置き換えされる。

その時、人事部から新一が呼び出しを受ける。昇進の話かもしれないと浮かれる新一。

 

「ソフトウェア部 第1開発課の藤堂新一です。」

「ナンバーは?」

 

新一は自身のカードに記載されたナンバーを読み上げる。しかし、そのナンバーの持ち主は3日前に婦女暴行で逮捕されていると告げられる。その男は藤堂新一と名乗っていた。新一は自身が藤堂新一になりすまし会社に潜入したので はないかと疑いをかけれられてしまう。

「君は一体、誰なんだ?」

 

新一がオフィスに戻ると人事部によって新一の所持する会社の備品が全て撤去されてしまう。 そこに田島が現れ

 

「すぐ疑いも晴れる。休暇だと思ってゆっくり休め」

 

と新一を慰める。

納得の行かない新一は区役所に行き、パーソナルナンバーの確認をしてもらおうと試みるが逆になりすましの疑いをかけられ警察に通報されてしまう。

そそくさと区役所をあとにした新一は総務省の官僚・小山内保(玉山鉄二)に電話をかける。 

小山内ならなにか知ってるのではないかと踏んだのだ。

 

「まず、お前のところの人事は正しい。お前のナンバー、あれはお前のものじゃない。藤堂新一ではない。正確に言うと藤堂新一という名前の別の男だ。」

「ありえない。システムのバグに決まっている」

「俺も最初はそう思った。データのダブりがあるはずだって。別人にお前のナンバーが振られてしまていたんなら、お前の個人情報もどこかに紛れ込んでいうはずだ。でもっどこにないんだよ、お前の情報が」

 

逆にもう一人の藤堂新一は逮捕されたことでDNAと指紋もブラックリストに入って閉まっていて逆に疑いをかけられてしまうという。

 

「今から帰って準備しても新潟行きの新幹線に間に合う..」

 

新潟は新一が学生時代過ごした街だった。そこに偽物の藤堂新一もいたのだ。

 

新一がマンションに戻ると婚約者の早苗が。

そして、婚姻届を取り出す。

婚姻届に名前などを記入しようとする新一だったがペンが止まる。

新一はもう少しだけ記入を待って欲しいと告げる。

しかし早苗は婚姻届を書いてくれないことに不信感を感じ、部屋を飛び出してしまう。

事情を話す新一だったが

 

「嘘つくならもう少しまともな嘘を言って」

 

とその場を去ってしまう。

 

夜、東京駅で新潟駅の新幹線のチケットを購入しようとクレジットカードが全て使用できず、キャッシュカードで下ろすこともできない。 仕方なく、安い高速バスで新潟に向かう新一。

 

8日前、新潟。

駅では大学時代の友人・斎藤博史(今野浩喜)と長崎はるか(ミムラ)が。

小山内から新一がピンチだという話を聞いたという。

 

喫茶店。

斎藤はパーソナルナンバーを乗っ取られたのだという。

しかし、新一は偽者が起こした事件の記事を眺めながら

「こんな犯罪者にIDを盗んだことに違和感を感じる。簡単にIDなんか盗めるわけがない」

という。

すると斎藤が藤堂新一が現在住んでいる場所が新一が学生時代に住んでいた部屋だという。

新一達が昔住んでいたアパートを訪ねてみると「藤堂新一」の表札が。

 

隣の住民に話を聞くと、偽物は東京生まれで東京育ちで東大に入ろうとしたけどセンター試験の時に熱を出してしまい、新潟の大学に来たのだという。そして就職で東京に戻ったけど色々とあって会社を辞めて新潟に戻ってきたと。 この経歴は新一の経歴、そのものだったのです。

 

新一のスマホに「ミス・イレイズへのアクセスが検知しました」というメッセージを受信する。

新一は不審に思い田嶋に電話をしますが五木が出てあとで対処しますと切られてしまう。

新一は斎藤とはるかと別れた後に、小山内に偽藤堂新一のパーソナルナンバーに登録されている顔写真をパソコンに送ってもらう。

(こんな男と会ったことないぞ。さあ、お前は誰だ?)

 

 

新一と小山内は行きつけのバー「KING」で落ち合う。

 

新一は偽の藤堂新一の経歴が分かったと。

本名は河野瀬猛、東京で暴走族をしていて飲食店経験があり、裏カジノで働いていたのではないかと分析する。

 

そこへバーテンダーの日下瑛治(伊野尾慧)がやってきて

「なにやら良いことがあったんですね、これはお店からのプレゼントです。」

とカクテルを提供する。

 

その頃母である万紀子に電話が。

「お母様、今お一人ですか?」

「新潟では新一が大変お世話になったようで。」

「知っていらしたんですね。」

 

そして何者かがミス・イレイズの基幹システムにアクセスする姿が。

 

その頃、小山内は新一と別れる。笑顔でタクシーに乗りこんだかと思いきや突然表情を変え

「行き先はどこでもいい、10分経ったら戻ってきてくれ。」

と運転手に指示する。

 

そして10分後にバーテンダーの日下の店に戻り

「君にちょっと相談したいことがある、提案と言ってもいい」

と告げる。

 

一方、新一は早苗に電話をかける。

 

「全部、大丈夫になったから。今から会えないかな。」

 

その時、新一のスマホに再びミス・イレイズにアクセスがあったというメッセージが表示される。

(その時の俺はことの重大さに気付いていなかった。その日の夜、河野瀬猛という男のデータがネット世界から一瞬で消え、藤堂新一という男のデータとして置き換えられた。俺が開発したシステムが俺を世界かか消去した。)

 

翌日、新一は警察に行き河野瀬猛のデータを検索するが一切消去されてしまったいた・

(昨日まであったのに…何が、どうなってるんだ。)

 

わけも分からず新一が街を歩いていると女性(君家砂央里:桜井日奈子)にメンズエステの呼び込みを受ける。

「最新のテクノロジーでまるで別人に。」

という言葉に河野瀬猛のデータがミス・イレイズに削除されてしまったことに気付く。新一を不信に見つめる女性。

 

 

なんとか会社に入ろうと同僚の五木啓太(志尊淳)に、彼の客として会社の中に入ることを持ちかける。

 

オフィスに入った新一はミス・イレイズを起動して五木の社員ナンバーでログインをして欲しいと頼む。

 

ログを確認すれば犯人が誰なのか分かるかもしれないと思ったのです。しかし五木は「僕が犯人だったらどうするんですか?」と急に表情を一変させるがハッと我に返る。

 

そして社員コードを入れますが「アクセス権限がない」という表示が。

 

そこに、人事部の田村が現れ、このプロジェクトの経費2億円が不正に使われているということ明かす。

 

この話を聞き隠れていた新一が飛び出し

「俺は経費は一度も自分で申請したことはない!」

と田村を突き飛ばす。血を流す田村。

 

田村は警備を呼び、新一は追われてしまう。

 

外へ逃げるとはるか遭遇し助けられホテルに案内する。

 

はるかの泊まるホテルに逃げ込む二人。

そこで大学時代で起きたカレーパーティのことを話しだす。

 

「この時、私思ったんだ。本当に新一のことが好きだったんだなーって。いや、どんなことでも最終的にはどうなるかは分からないってこと。そう考えると、人生ピンチなんてないんだなーって。」

 

 

その頃、斎藤は小山内に新一が2億円を使い込んだとネットで話題になっていると電話を掛ける。

驚く様子のない小山内。

「お前、驚かないのかよ?2億だよ?」

「驚いてるよ、心底驚いているよ。」

笑顔を浮かべる。

 

その頃、新一は田嶋と落ち合う。

使い込みは新一の名前で切られているのは事実で、さらにミス・イレイズのログもなかったらしい。

新一はミス・イレイズにはバックドアがあり、そこに誰がデータを消去したのかを確認できるようになっていた。新一は田嶋にその方法を教え確認して欲しいと頼む。

 

その夜、新一は日下のバーでアルコールの入っていないドリンクを飲む。

 

バーに田嶋から電話があることになっている。

するとそこに白髪の客・馬場(小市慢太郎)が。

新一が母親の話をしている馬場が横槍を入れ

「そんなものは幻想だ。人は一人で生きて死んでいく」

と告げる。

怪訝そうに見つめる新一。

そこに田嶋から電話が。

裏ログは確認できず逆にプログラムが作動しているという。

新一は急いで会社に向かう。

 

新一を見送った後、日下は小山内に相談を受けたことを思い出し、口にしなかった新一のグラスをジップロックに入れる。

(この時の俺はまだ知らなかった。この日を境に俺の周りから誰もがいなくなってしまうこと)

 

場面が変わり冒頭へ。

「お前には選択肢が二つある、私に撃たれるか、自発的に飛び降りるか。」

「第3の選択肢があるはずだ、俺を脅して命乞いをさせてその上で提示しようとしている第3の選択肢がな。」という新一。

「さすが、頭がいいな。私の願いは孤独だ。誰も信頼できず、誰とも仲間にならずそれゆえに平等で争いのない世界、お前と私が手を組めばその世界を実現することができる」

そしてマイクのスイッチをオフにする男。

それは小山内だった。

「さあ、ショータイムの始まりだ。」

 

感想

藤原竜也さんの大絶叫はいつ見られるのか。見ものです。

 

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