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火10ドラマ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』2話感想ネタバレ

盗難されたトラックをパトカーが追っていた。

 

警察が訪れた先に発見されたのは2体の凍った遺体。

 

その時、藤堂比奈子(波瑠)は交通課の鈴木仁美(篠田麻里子)が目の前で死んでいる現場に立っていた。

 

そこへ犯人の大友翔(三浦貴大)が血だらけの状態で現れる、これは幻影か。

「興味…深いか?」

 

「ええ、とても。あなたの留置所の謎の死も。」

「お前は壊れている。俺と同じ。だからいずれは…。」

すると、「比奈子、大丈夫よ。」

と母親の声と七味が。

 

目覚まし時計が鳴り比奈子は目を覚ます。比奈子の夢だった。

 

すると、厚田巌夫(渡部篤郎)から電話が鳴り事件が発生したという連絡が入る。

 

現場に駆けつけると夏なのに凍死して椅子に座っている遺体が。被害者

「興味深い。」

そうつぶやく比奈子。

 

捜査本部ではNシステムを使って盗難された冷凍トラックの行き先を追っていた。

 

休憩所、比奈子と東海林が話している。

 

「話すのは10日ぶりですね」

「どうして、嘘の報告をしたんですか?私と先輩がコンビで大友(小林翔太)を追っているって。本当は単独で動いていたのに。」

「上からギャーギャー言われるからだ」

「大友が犯人だという確証がなかったからです。」

「二度と、くだらねーことするな。目の前で死なれたらこっちが迷惑なんだよ。」

 

一方、ある家では一人の青年が

「二人を置いてきた…。仕方なかったんだ。警察にも追いかけられて…」

と頭を抱えている。

 

男「言い訳をするな。お前というやつは…」

女「父さん、そんな風に言ってもこの子は…」

 

「頑張ってるんだよ、僕は。家族みんなで暮らせるように…」

 

その頃、石上妙子(原田美枝子)が凍った死体の身元が分かったという。

2体とも胸部に刺し傷があり、二人はかなり近い血縁者で兄弟の可能性があった。

石上は鮫島の検死に行くために東京拘置所に比奈子を連れて行く。

 

そこには心療内科医の中島保(林遣都)が。

「中島先生に何かアドバイスしてもらえるかもしれない」と石上は二人を食事に行くように言う。

 

いつものカフェにて。

鮫島は保が担当していた受刑者で、服を引きちぎって自分で首を絞めて死んでいたのだ。

「何か、特別なスイッチがあったのでしょうか?大友にとっての香水と裸電球のような。」

「大友の精神鑑定で彼と話していて比奈子のいう衝動の発露があるのは確かでした、でも、犯罪の理由を衝動だけにしてしまうのは」

 

「冷凍の遺体の事件は遺体を椅子に座らせて移動させている。犯人は遺体に愛着を持っているのではないでしょうか」

「とても、興味深いです。」

 

Nシステムで冷凍車の行き先を割り出すことに成功し冷凍設備のある一軒の商店に向かう。しかし、誰の姿もない。

 

裏庭にあった冷凍庫にが誰もいないのに動いていることに気付き、中に入るとそこには凍った遺体が同じように椅子に座っていた。

 

凍っていた遺体は霜川幸三(螢雪次朗)と長女の由美(赤間麻里子)である事が判明する。

 

冷凍車の遺体は長男の栄太と次男の裕太。

 

凍った遺体を見て比奈子は笑ってる、と違和感を感じる。

 

後日、幸三は死んでから2年間も冷凍庫に入れられていたことがわかる。

 

 

比奈子と東海林は由美が交際していた男性に聞き込みに行くが、2週間前から姿を見せなくなったという。

 

「自分は子供を産めない体だから結婚したくない、それにうちの家族は狂っているから」と決まって言っていたという。

 

比奈子は犯人は家族の中にいるのではないかと推測する。

 

東海林「言い切るな…なあ、お前家族は?」

 

「両親は小学生の時に離婚して母子家庭でした。母も警察に入った年に病気で…。ベッドの脇に七味が置いてあったんです。東海林先輩は?」

「妹はいた。」

 

すると、東海林の元に解剖結果が出たと石上から電話が。

 

続けて比奈子に保から今回の事件をプロファイリングしたというメールが。

 

幸三は自然死でそのあとに冷凍されたもので長女の由美はスタンガンで気絶させてから締殺し冷凍させたことが明らかになった。

そして、すべての子供に虐待の傷があり、父親の幸三がやったものだということも。

 

比奈子は保のプロファイリングを再び見返します。

 

 

「この事件の犯人は強く家族を求めています。 凍らせた遺体と冷凍庫に運び込まれたテーブルは家族の団欒を象徴だと思われます。犯人は家族を引越しさせようという感覚だった。最初に2体は警察から追われたから一時的に置いたもの。 犯人の年齢はおそらく10代後半20代前半。霜川家に住みながら家族として正式に認められていない存在。愛人の子、養子、親戚の子といったことが考えられます。」

 

比奈子は「ありがとうございます。おかげでとても興味深い犯人に会えそうです」と返信する。

 

「なにかわかりましたか?」

情報屋に情報を聞き出していた所を比奈子に見つかる東海林。

今度は最初から犯人のところに一緒に行ってほしいと言う。

「もっとピリッとした顔しろ」

 

そして、比奈子と東海林は幸三の愛人の女に買ったという家に行く。

 

家の中は凍るような温度になっていた。

 

それぞれが家の中を捜索していた。

しかし、東海林は犯人にスタンガンで襲われてしまう。

 

一方、比奈子は凍った女性の遺体を発見する。

 

「僕の家族です。警察の人ですよね?」

一人の男が比奈子に声をかける。

 

「お邪魔します。霜川さん。」

「苗字で呼ばれたのは初めてです。出生届を出されずに育ったので。」

「あなたのお名前は?」

「家族からはケンジ(間宮祥太朗)と呼ばれています。あなたも2階の刑事さんのようにあなたのも大人しくしてもらいたいのですが。」

 

そう言ってスタンガンを比奈子に向ける。

 

「父の願いを叶えるためです」

 

父・幸三は家族を奴隷のように扱っていた。幸三は死ぬ間際に自分を冷凍庫に入れてずっとそばに置いておけとケンジに言っていた。

そうすればお前のことを認めてやると。

 

その言葉を信じてケンジは他の兄弟を凍らせてたといういつまでも家族5人で暮らせるように。

 

「それは嘘でしょう。あなたが愛されたかったのはお父さんと由美さんの二人だけ。だから邪魔なお兄さんを運んだ。親子3人の思い出を作りたかった。 由美さんに古い帝王切開の跡があったと。あなたは幸三が実の娘である由美さんに生ませた子供。だから出生届が出されることがなかった。」

 

「僕の気持ちがあなたにはわかりますか?」

「これでやっと理想の家族が手に入った。」

 

「良かったですね。夢が叶って。でも遺体は警察ですよ」

「家族は、また作ればいい」

 

そう言うとケンジは、液体窒素器を比奈子に噴射する。

 

「家族になってよ。戸籍のない僕のために…」

 

「そう、あなたのその顔が見たかった。」

 

その時、回復した東海林が助けに入りケンジを取り押さえて殴りつけ半殺しにする。

「自殺なんかするんじゃねぇぞ、生きて償え」

 

しばらくして厚田達が現場に到着する。

 

「藤堂、しばらく東海林とは組むな」

「東海林先輩の腕に大きな傷が、あれは?」

「5年前に付いた傷だ。あいつの妹が変質者に殺された。東海林は一人で犯人を見つけ出して半殺しに。それがあいつが出世コースから外れた理由だ。」

 

後日、比奈子はプロファイリングの礼に中島保の元を訪ねる。

 

「無理はしないでくださいね。笑顔はコミュニケーションのスキルとしては有効ですが、多用し過ぎると作為的になってしまう。警戒する必要はありませんよ。少なくとも僕の前では。僕はあなたを人としてとても興味深い。」

 

「なぜ藤堂さんは殺人犯に興味が?」

「それは、自分を知りたいからです…」

 

そう言い放つ比奈子の手にはナイフが握られていた。

 

感想

冷凍殺人と聞くと映画」での浅野ゆう子が演じたマダムを思い出します。もちろん、あれよりは遥かに現実味はありましたが笑。

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