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火10ドラマ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』1話感想ネタバレ

火10ドラマ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』1話感想ネタバレ。

 

主人公・藤堂比奈子(波瑠)はいちご飴の紙袋が舞う部屋を歩いてる。

その先には飴玉を口に詰められた少女が血を流して倒れてる姿が。

 

そして藤堂の手にはナイフが…。

「比奈子…」

比奈子を呼ぶ声。

「やっぱりね。」

テーブルには「八幡屋礒五郎」の七味唐辛子。

 

目覚まし時計が鳴って比奈子が目を覚ます。

「平成23年に江東区のアパートの一室で少女の遺体が発見。

口の中に飴玉38個が詰め込まれて手足を釘で打ち付けられて固定された状態で切り刻まれた状態で発見。

スイッチオン」

支度を済ませ、自分の部屋を出る藤堂

 

「何かお手伝いできることがあったら言ってくださいね!」

藤堂は上司の厚田や同僚の倉島らにお茶を入れながら、過去の事件の調書に目を通している。

「興味深い。」

 

休憩室で七味唐辛子コーヒーに入れて飲む藤堂。

そこに、交通課の鈴木仁美(篠田麻里子)が現れ合コンに誘うが、断る藤堂。

 

そこに東海林泰久(横山裕)が片岡班に連れられてる、東海林は勝手に捜査を行いそれを片岡達に咎められていた。

 

東海林は厚田に言われて書類整理をしろと命令されるが、「俺、こういうの苦手なんだよね、書類整理してくれない?」と藤堂に仕事を押し付ける。

 

そうしていると、厚田の元に八王子の一軒家で死体が見つかったという電話が。

 

藤堂は被害者の「宮原秋雄」という名前を聞き、この人物が過去に犯した犯罪を列挙する。

藤堂は過去10年分の犯罪を頭の中に記憶していると言う。

 

「現場はまだ未経験だな?試しに来てみるか?」と

厚田に声をかけられ藤堂は初めて事件現場に向かうことに。

 

東海林はそんな比奈子を見て「変わった特技を持ってるんだな」と興味を示す。

 

現場に向かうと凄惨な死体状況がそこには広がってた。

 

しかし藤堂は口にはブリーフが詰められて下半身を刻まれた状態の遺体を平然と直視し、死体の状況から被害者のトラックが八王子の南インターで放置されていたという情報を聞き、3年前に女子高生が八王子の南インターで暴漢されたという事件を思い出す。

この事件の状況と今回の状況はあまりによく似ていたのだった。

 

そして宮原は女子高生の事件でマークをしていた人物であることも明らかになる。

 

死体を見て厚田は首を絞めた跡が他人に付けられたものではなく、自分で締めた跡であることに気が付く。

 

東海林がスマートフォンを発見すると、中に入っていた動画には宮原が誰かに襲われている映像が記録されていた。

その映像には犯人の姿は映っておらず一人で絶叫している姿が。

 

藤堂は東海林とペアを組み聞き込み調査を開始する。

 

二人で宮原に襲われた女性が住んでいる家を訪ねると心療内科医の中島保(林遣都)が階段から転げ落ちてくる。

そして一緒に中から両親と見られる人物が現れる。

 

「宇田川早苗さんのご両親ですよね。宮川秋雄の件でお話を聞きたいのですが。」

 

早苗は宮川に襲われた4年後に自殺をしてしまったと。それは3ヶ月前の出来事だった。

 

早苗には婚約者もいて先月にも結婚をする予定だった。しかし、宮原は強姦した時の写真を早苗に送りつけるなど執拗な嫌がらせをしていた。

そうして耐えきれなくなった早苗はそのまま自害してしまったという。

 

 

藤堂たちは宮原の司法解剖の結果が出たという連絡を受け、石上妙子(原田美枝子)の元を訪ねる。

 

結果は、3年前の女子高生の遺体と傷跡などが類似点が多いことが判明する。

 

そして宮原は自分で傷をつけたという。

 

しかし人間には自己防衛反応ゆえに自分でここまでの傷をつけることは難しい。

 

そんな中藤堂は胸の傷に目をやる。

 

女子高生の胸の傷は噛み跡らしいが、宮原の胸の傷はどうやって付けたのかはわからない。

 

興味深い話があると石上と厚田、比奈子は食事に行く。

 

錦糸町の小学生が犠牲となった事件が今回の事件と似ていると石上は言う。

犯人の男は事件を起こして心臓に3回もナイフを刺して自殺した。しかし、3回も自分で心臓を刺すことなど不可能。これもまた自己防衛本当な痛覚を超越した不可解なケースだった。

 

署に戻り書類を見ている藤堂

「どうしたんですか?先輩?」

「熱心だな…。なんか楽しそうだな、お前。」

東海林が声をかける。

 

「そんなことないです。」

「だったら、もっと嫌そうな辛そうな顔しろよ。 世の中の人間のほとんどは事件とも警察とも無縁の中で生きるんだ。普通に生活をしているのに、ある日、殺されてしまっちゃやりきれないだろ。いつ、誰もがそうなってもおかしくないことを警察は知っている。」

 

 

そんな時、交通課の仁美は鑑識の三木(ジャンポケの斎藤)らと合コン中だった。

 

そしてしばらくすると藤堂の元に仁美から連絡がある。

 

「鑑識の三木がとんでもないものを見つけた」

 

メールのURLのなかには動画が。

 

それは宮原の部屋にあった警察が保管しているはずのスマホで撮影されたもだった。何者かが投稿サイトにアップロードしたという。

 

その時、仁美は吃音の店員に通路で電話をすることを注意される。

 

動画は、宮原のスマホに怪しいアプリがインストールされていてカメラの録画機能を使うと自動で動画投稿サイトに投稿されるというものだった。

 

翌日、公園で女性の遺体が発見される。

その死体はなんと仁美だった。

 

しかし、現場に駆けつけた藤堂は同期で一番仲が良かった仁美が目の前で死んでいる状況にも関わらずいつも通り死体に目を向ける。

 

「もういい、少し下がってろ。」と東海林が静止するが聞くことはない。そんな藤堂の姿に東海林は言い知れぬ違和感を感じていた。

 

そして後日、仁美が襲われた時の動画が同じようにアップロードされていた。

そして仁美が殺される前日に斉藤文隆(山中崇)という男から着信が多数あったこと、そしてアプリの登録者も斉藤文隆であることが判明する。

 

その時、藤堂は早苗の婚約者が斉藤文隆であることを思い出す。

 

「その人、宮原にストーカーされていた女性の婚約者です!」

 

すぐさま逮捕される斉藤。

 

ソフトウェアの開発会社に勤務していた斉藤は、婚約者に一方的に婚約破棄され自殺をしたことを知った後に

「復讐のために、婚約者のような被害者が出ないように協力をしてほしい」

という手紙を受け取り、アプリを作成したという。

 

そして動画投稿サイトにアップされていた動画をみて怯えていたという。

 

藤堂は倉島と石上の元を訪ねる。

 

すべての事件は繋がっているのではないかと感じる藤堂。

 

それを聞いた石上は倉島に危険物が入っている箱を開けて欲しい頼む。

 

倉島が恐る恐る箱を開けると、中野危険物が倉島の手に触れてしまう。

 

しかし、中に入っていたのはただボールペンの芯。

それにも関わらず倉島の手には火傷したかのような跡が残っていた。

 

「病から気っていうのと同じ、危険物だから火傷するという私の言葉に暗示が掛かって実際に火傷したのよ。」

 

宮原が3年前女子高生の犯人ならば、自分が付けたあざが自分の胸にも現れたのではないか。そう考えていた。

 

 

 

そのあと藤堂が事件現場に向かうと中島保が花を手向けていた。

 

食事をしながら話を聞く藤堂。

 

中島保は10年前に15歳の時に母親を殺したという少年・小林翔太(三浦貴大)の話をします。少年は育児放棄された親の元で育ったネグレクトだったのだという。

 

「誰の心の中にもそう言ったスイッチがあるのかもしれません」

「とても興味深いです。」

 

署に戻った藤堂は話に出ていた少年が取り調べを受けている映像を見てた。

 

すると何かを見つけた藤堂。

 

「もう、犯人はわかりました。」その少年は興奮すると激しい吃音状態になっていた。

 

電話をかける藤堂。相手は中島保だった。

 

あの少年の話を自分にしたのは単なる偶然だったのか、それとも小林翔太が犯人であることを知っていたのかと問いただす。

 

少年は大友翔、小林翔太と名前を変えており、平成20年に少年院を出たあとに中島保の勤めているクリニックの院長・早坂雅臣(光石研)が保護観察をしていた。

 

「物的証拠はありませんが、スイッチを見つけました。今から大友翔に会ってきます。私の個人的な興味もあるので。」

 

大友に会いに行くという藤堂。

 

「私は人殺しに会いたかったから。あなたの衝動スイッチは香水と裸電球だったんですね。」

 

大友の母親と墨田区の女性、仁美は同じ香水の使用者、そして現場は必ず裸電球がある場所だったという。

そして仁美の電話の奥から聴こえる吃音の声。

 

「探してたんですよ。やっと会えた。」

「し…し…死にたいのか?」

「そう、その顔を見たかったの。スイッチの入った瞬間の。」

 

大友は動画を撮りながら近づく。

 

しかし藤堂はこう続ける。

 

「邪魔者!お前なんて産むんじゃなかった!育てるんじゃなかった!」

 

するとそこに東海林が現れ大友を殴りかかる。

 

狂ったように大友を殴り続ける東海林。

 

そこに厚田らが現れて東海林を制止する。

 

 

「東海林先輩。」

声をかける藤堂

「お前は何だ?」

「…刑事です。」

 

 数日後、小林翔太は精神鑑定を受ける予定だったが留置所で自殺してことが明らかに。

その部屋には裸電球が。

 

休憩室では鑑識の月岡真紀(佐藤玲)に

 

「(仁美のやった)犯人を捕まえてくれてありがとうございます。」

 

と感謝される藤堂。

七味をコーヒーの中に入れる。

「まずい…」

微笑む月岡。

 

こうして事件はひとまず解決を迎えた。

 

藤堂は自宅に戻り「スイッチオフ」と呟く。

 

感想

すごく竹内結子のドラマ『ストロベリーナイト』っに似ていると思いました。ストロベリーナイトなら林遣都が一番の異常者ということになるが。

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