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月9ドラマ『好きな人がいること』1話感想ネタバレ

2016年7月スタート『好きな人がいること』感想ネタバレ

 

「できたーーー!!」 主人公の櫻井美咲(桐谷美玲)は唇を尖らせて徹夜で入社試験用のケーキを完成させる。

美咲は団子屋の一人娘で、おやつといえば365日団子という家庭で育った。

その影響か、9歳の時に友達の誕生日会で食べたケーキの美味しさに衝撃を受けて将来はケーキを作りたい人になりたいと夢を持つ。

夢を叶え、作ったケーキは2700個を超える。全長2mのウェディングケーキを作ったこともある。

「パティシエになって7年間、日々ケーキのことだけを考えて生きてきました。」

そう言って美咲は面接に臨む。

そう、今まで勤めていたケーキ屋はベーカリーに一本化することが決定してクビになってしまったのだ。

面接官(手塚とおる)が話を切り上げようとした時、美咲は徹夜して作ったウェディングケーキをおもむろに取り出す。

そのケーキを見て「どうして、この人形の唇が尖っているのですか?」と面接官。

「誓いのキスですから…」 面接官は爆笑、結果は不採用となってしまう。

「そりゃ不採用ですよ!先輩、キス顔してください!」

と、後輩の石川若葉(阿部純子)に指摘され唇を尖らせる美咲。

「それですよ、キスするとき口を尖がらせませんよ。先輩、最後にキスしたのいつですか?」

そう、美咲は4年もキスをしていなかったのだ。

仕事で忙しかったので仕方がなかったと言い訳する美咲。

それを聞いた若葉は美咲が作ったウェディングケーキを食事をしているお店の店員さんにプレゼントしてしまう。

ししてそそくさと若葉は彼氏に呼び出しを受けその場を去る。

一人ぼっちになる美咲、周りは見渡せばカップルカップルカップル。

思わず美咲はトイレに逃げ込み涙を流してしまう。

その最中、美咲がトイレに行っている間に店員のある一人が美咲が作ったウェディングケーキを口にする。

泣き止んで美咲がトイレから出ようとすると、なんと鍵が壊れてドアノブが外れてしまう、その場から出ることのできない美咲。

「嘘….すみません、誰かいませんか!!」

そして店が閉店時間になってしまう。

「お客様、間も無く閉店の時間ですが」

途方に暮れる美咲に鍵が壊れたことを伝えると店員。

美咲が事情を伝えると店員はそのドアを蹴り破り美咲を助ける。

 

ー目の前に現れたのは高校の時のバイト先の先輩の柴崎千秋(三浦翔平)だった。

「櫻井..?」

美咲は千秋の初恋に相手だった。

途中まで一緒に帰る二人。

千秋は美咲に「今は何をしているの?」と尋ねられ咄嗟に五つ星ホテルで働いていると嘘を付いてしまう。

それを聞いた千秋は「じゃあ、うちで働いてみない?さっき、食べたよ。櫻井のケーキ。すっごい美味しかった。」と提案する。

千秋は湘南にあるレストランで、自分の店を持っているという。更に一緒に住んで働いてみないかと誘う。

思わず「か…考えさせてください。」と答えを保留してしまう美咲。

 

 

そして次の日、後輩の若葉に「正直になってください。本当はどうしたいんですか?」と聞かれ「…行きたいです。変わりたい。」と素直に認める美咲。

 

そんな美咲に若葉は部屋着や風呂上がりのナチュラルメイク、Instagramの使い方などを伝授。

湘南に電車で向かう美咲は久しぶりの夏の海にやる気がみなぎる美咲。

湘南の海に着いた美咲は近くにいたサーファー(柴崎夏向:山﨑賢人)に声をかけ 「すみません、写真撮ってくれませんか?」と撮影を強請る。

「ちょっと急いでいるんで。」

「1枚でいいんで、ここでジャンプするんでこの瞬間を撮ってください!!」

美咲は思いっきりジャンプし撮影しようとするが、近くでボール遊びをしいた子どものビーチボールが足元に当たり、海辺に転げ落ちてしまう。

そんな砂だらけになった美咲をサーファーが写真を撮る。

「撮れましたよ。はい。」

「ちょっと待って!この状況で取るっておかしくないですか?普通、助けますよね?!」

サーファーは美咲を意に介さず子供達にボールを返しその場を立ち去ってしまう、

「なんなの、あいつ!!」

 

こうして美咲は千秋のレストランの前に到着する。

すると、突然背後「待ってたよ…」と美咲を抱きつく男。

千秋だと思い「千秋さん…?」と言う美咲だったが、振り向くと見ず知らずの男だったのだ。

「うおおおお!誰?!」

 

振り返るとそこに立っていたのは柴崎冬真(野村周平)。

彼もここで一緒に暮らすという。

 

家の中に案内されると千秋の弟であることが判明する。

 

美咲はメイクを直すために洗面所に向かうとそこには海で出会ったサーファーが。

「うわああああああ!あんた、わたしのストーカー?!」

「は?どっちが?」

そう、夏向も千秋の弟、三兄弟だった。

「もしかして、兄ちゃんと二人きりだと思った?」

からかう冬真、そして夏向は海で写真を撮った時にスマホの画面に千秋の写真を見たことを告げ口しようとする。

そうこうしていると千秋は部屋と店の説明を始める。

「じゃあ、厨房のことは夏向に聞いて」

厨房の中に美咲が入ろうとすると「部外者は中に入るな!」と夏向にバケツを渡され「トイレ掃除、しっかり働いてくれ。」と嫌味を言われる。

 

 

 「どういうつもりだよ。なんであんな奴を雇ったんだよ?」

「食べてみろよ。櫻井の作ったケーキを食べてみれば分かる。」

バスケをしながらそんなやり取りをしている千秋と夏向。

 

その夜、美咲は洗面所で後輩の若葉に伝授された通りに可愛らしい部屋着を着てナチュラルメイクをしている。

すると、夏向が洗面所に入ってくる。

「うおおー!!ちょっと、ノックくらいしなさいよ!裸だったらどうするの!デリカシー無さ過ぎる!」

「どストライクだわ…」

そう言って顔をじっと見つめる夏向。

キスされるかと思い思わず目を綴る美咲。

「タグついてる。アイライナー滲んでる。やっぱ、お前、どストライクだわ。下心丸出しで浮かれながら中途半端に仕事して。俺、そんなやつ大嫌いなんだよ。お前の作るケーキなんて誰も食べない。出ていてよ、デリカシー無さ過ぎ。」

 

夏向に腹を立てた美咲は闘志に火がついて徹夜でケーキを作り出すのでだった。

 

ー美咲は朝方までケーキ作りに奮闘し、ようやく完成する。

喜ぶ美咲に冬真がケーキを一口。

「うま!!めっちゃうまい!東京の高級ホテルケーキみたい!」

しかし、美咲は千秋の「地元の食材を使った創作料理」という言葉を思い出す。

求めているケーキはこれではないと思い立つ美咲。

夏向を待ち伏せをし、夏向のこと、レストランのことを知ろうと夏向と話そうとする。

しかし、夏向は冷たく対応しヘッドイヤホンをし、美咲をあしらう。

 

その夜、千秋は苛立っている美咲の姿を見て何があったのか話を聞き出す。

 

「よく考えたらお店のことも夏向さんのことも分かっていなくて。」

「じゃあ、食べてみな。うちの看板メニューのオムバーグ。この店を始めた親父の得意料理。今では夏向の得意料理。兄弟3人でこの店を守ってくれってのが親父の遺言。」

 

その後、東村了(吉田剛太郎)が店に現れる。東村は大手外食チェーンの社長で千秋の店を買収することが目的の男だった。

しかし、千秋はその気はないと東村を突っぱねる。

 

 

そんな中、美咲がホールとして仕事を始め、客が注文するオムバーグを観察する美咲。

厨房にいない時にこっそりと味見し、その味に驚く美咲。

「これが隠し味か…」

しかし、夏向がやってきて「部外者が厨房に入るな。」と追い出されてしまう。

 

その夜、新しいケーキを再び作り始めて試行錯誤を繰り返す美咲。

 

その頃、家路を歩く夏向と冬真。

「そういえば、面白いものを見つけた。これって美咲ちゃんのだよね!」

Instagramには「今年の夏は恋します!」と書かれて「キスするまで帰ってきちゃダメ(>3<)」と若葉のコメント。

 

表情を曇らす夏向。

 

店に戻った夏向に美咲は完成したケーキを見せる。

「やっとできた〜〜!自信作!食べてみて!」

「いらないって言ってるだろ」

思わずケーキを床に叩きつける夏向。

 

「なんで、こんなことするですか?」

「食べなくても分かるんだよ。お前のケーキの味なんて」

 

そんな夏向の言葉に思わず怒りを露わにする美咲。

「一口も食べないで決め付けるなんて、それでもシェフ?!ここはお父さんから受け継いだ大事な店なんじゃないの?」

すると夏向は美咲の口をつかんでそのままキスをする。

「キスがしたかったんだろ?満足したら出ていけ。」

 

カッとなった美咲は夏向にビンタし、厨房を飛び出していってしまう。

 

しばらくすると、千秋が美咲と連絡が取れないと夏向の元に。

「出てった」

「お前、何もわかってないな。」

千秋は美咲を探しに外に出て行く。

 

立ち尽くす夏向が美咲が残していったノートに目をやると、そこにはハンバーグに合うように試行錯誤された細かなレシピなどが書かれていた。

床に落ちたケーキを食べる夏向。

美咲を探しに外を飛び出す。

 

その頃、美咲は駅のホームのベンチで佇んでいた。

 

そこにやってきたのは千秋。

 

「夏向さんは悪くないんです。自業自得なんです。噓付いていました。ホテルのパティシエをやってるというのは噓で本当は一ヶ月前に小さなケーキ屋をクビになって就職先が見つからなかったんです。」

「俺は分かってるから。櫻井が仕事に情熱とプライドがあること、まっすぐで一生懸命なこと、ちょっと不器用なこと。ちゃんと分かってるから。そんな櫻井だからいて欲しいんだ、」

「千秋さん…。」

そんな中、走って美咲を探していた夏向はバイクに乗って帰っていく姿を目撃する。

 

部屋と帰ってきた美咲。

 

外から物音がし、ドアを開けると部屋の前に置かれたおにぎり。

 

美咲は千秋が作ったものだと思い台所に行き話しかけると、そこにいたのは夏向だった。

 

「抹茶のクレームダマンドが甘すぎる。オムバーグに合わせるならもっと神経を使え!」

そう言って、レストランの鍵を美咲に投げつける夏向。

「てか、偉そうに!許したわけじゃないからね!」

 

翌日、美咲が急いでレストランへ向かうと、先に来て準備を済ませていた夏向。

「遅い!やる気ないなら鍵返せ!」

と買い出しを頼まれる美咲。

 

そこへ一人の女(大原櫻子)がレストランに現れる。

夏向が「まだオープン前なんです。」と話しかけると

「すみません…」

と言って出て行ってしまう。

 

そんな中、買い出しへ外を歩いている美咲は千秋が女(菜々緒)といる姿を目撃する。

二人が入っていった先は結婚式場だった…。

 

感想

きっつい。脚本家は『恋仲』の脚本家。好きな人がいることが面白ければぜひ。

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